「アウグスト・クリ (August Cury)」
ブラジルで多くの子供と親を援助し続けている心理カウンセラー。
「知能アカデミー」を創設し、多くの著書を出版している作家でもあります。
代表作である「生きている、ただそれだけで美しい」は、
各方面から大絶賛を受け、ベストセラーを記録しています。
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ある日、 あなたは世界最大のコンクール(全時代を通じて最大のレース)に、
参加することになりました。
競争者は4000万人以上です。
その数を考えてごらんなさい。勝利するのはひとりです。
勝てる確率は、0.0000025%です。
チャンスはないと言ってもよいでしょう。
あなたには、大敗北者になるためのあらゆる理由があったのです。
誰だってそのようなレースに加わることは狂気の沙汰だと思ったでしょう。
けれども、あなたは参加しました。
そして、勝つだろうと考えていたのです。
おそらく、あきらめて、敗北に甘んじる方がよかったでしょう。
けれども、あなたは世界最高の意地っ張りでしたし、
決意も並大抵ではありませんでした。
”あきらめる”という単語は、
あなたの遺伝的辞書には、なかったのです。
なぜなら、そのレースに負けたら、
歴史上最高の賞を取り逃がすことになったからです。
どんな賞だと思います?
その賞は、「生」です。

赦しがないと、過去というモンスターが、
あなたの現在に現われ、あなたの未来を規制するでしょう。
敵に立ち向かう最良のやり方はなんでしょうか?
それは、赦すことです。
敵を赦すためのキーワードは、理解することです。
理解すれば、あなたは赦すことができるでしょう。
赦せば、敵はあなたの中で死に、別の形でよみがえります。
そうしないかぎり、
敵は、あなたといつまでもいっしょにいることになるでしょう。

もし、誰かに戸口を封鎖されたら、
エネルギーを費やして立ち向かうのはやめて、窓を探しなさい。
「水は決して障害物に異を唱えず、ただ障害物を取り囲む」という、
水の知恵を思い出しなさい。
誰かに侮辱されたり裏切られたら、
「あなた」は水、そしてあなたを傷つけた人は障害物です。
抗議することなく、その人を取り囲みなさい。
他者に多くを期待せず、愛することを学びなさい。

自分の感情を守りなさい。
周囲の人たちによっておこされる敵意や無理解をやり過ごしなさい。
感情は、人間の心のもっとも弱い部分です。
しかし、逆説的に言うなら、防護装置をもっとも備えている部分です。
放っておけば、たったひとつの非難をあびただけで、
あなたは壊れてしまうでしょう。
けれど自衛すれば、百万の侮辱さえも動揺しないようになるのです。
自分の感情を、
社会のゴミ箱にしては、なりません。

言葉をかけて抱きしめることは、子どもにお金を与えたりするよりも大事なのです。

自分の夢を子どもに語ってこなかった親や、
子どもの悩みや喜びに耳を傾けなかった親は、
家族の一員ではなく見知らぬ他人も同然です。



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