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出口治明の名言と人物データ
「出口 治明(でぐち はるあき)」(1948〜)
「出口治明」は、三重県出身の実業家&ライフネット生命保険株式会社の創設者。
1972年に日本生命保険相互会社に入社し、
主に企画部や財務企画部にて経営企画を担当。
生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、
金融制度改革・保険業法の改正に東奔西走した事でも知られる人物。
同社を退職後は、東京大学の総長室アドバイザーを経て、
2006年にネットライフ企画株式会社(2008年に社名変更)を設立。
主な著書・共著に「思考軸をつくれ あの人が瞬時の判断を誤らない理由」
「生命保険はだれのものか 消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと」
「直球勝負の会社 日本初!ベンチャー生保の起業物語」
「生命保険入門」「変貌する生命保険」「戦略的証券投資」
「生命保険実務講座 ファイナンス編・海外の生命保険事情編」
「新資源大国を創る」「地域金融と地域づくり」など多数。
(出典:ウィキペディア&楽天ブックス)
■ 出口治明の名言集
私は、人生というものは九九%、
いや九九・九%、
思うようにはならないものだと思っています。
何か成し遂げたいことがあっても、
達成できないままに死んでいく人が、
むしろ普通なのです。
歴史や伝記を読めば、
そのことがよくわかります。
しかし、そんな人生のなかでもわずかに残された
0.1%の可能性を信じて挑戦し続けなければ、
未来永劫、何かを成し遂げることは出来ません。
人が思わなかったことは、
100%実現しないのです。
思うままにならない人生だからこそ、
「風が吹いたときに凧を上げる」、
そのための準備はしておくべき。
「世界は毎日単純になっていく」
私の大好きなデザイナー、ココ・シャネルの言葉に、
こんなものがあったように思います。
毎日一つのことを学べば、一つの謎が消える。
だから、昨日よりも今日、
今日よりも明日の方が世界はシンプルになっていく。
そうした彼女の考え方は、
まさに私が思っていることと同じです。
共同体の内部で快適に暮らそうと思ったら、
あらかじめそこにある価値観や常識を受け入れ、
同化・適応するのがもっとも容易で確実な方法です。
たとえ多少の理不尽さを感じていようとも、
周囲の人がそうしているのと同じように、
自分も何くわぬ顔で、
それに倣うのが賢明な身の処し方だ、
誰しもがそう思っています。
そして、その思いはいつしか、
世界の大いなる矛盾と問題に接しても、
「自分たちにはどうにもならない」
というあきらめに変わり、
ついには、裸の王様を見て、
「なんと立派な服だ」
と拍手を送ることにすら疑問を感じなくなっていく。
小さな閉じられた共同体の内部に取り込まれてしまった人に、
改革を期待してもしょせん無理なのです。
日本には優秀なビジネスパーソンがたくさんいます。
ただし、残念ながらその優秀さには、
多くの場合「会社のなかで」という但し書きがついてきます。
会社の中で優秀だというのは、
つまりは「パーツとして優秀」だという意味です。
パーツは取り替えがきくし、
全体の枠組みが変わったら、
途端に使いものにならなくなってしまいます。
いついかなる条件下でも正しい判断ができる。
未知の局面でも何が真実かを見極められる。
本当の優秀さというのはこうしたことをいうのであって、
これからの日本の社会が必要としているのは、
もちろんこちらの方です。
人間はそれほど賢くありません。
それは長い歴史を眺めてみればよくわかります。
同じ失敗は二度としないどころか、
何度繰り返しても懲りずにまた繰り返す。
なかには賢い人もいるでしょうが、
そういう人だって全知全能というわけではない。
賢い人も愚かな人も、
人間全体で見ればその差はたいしたものではない、
私はいつもそう思っています。
そんな人間が、世の中のすべての事柄に、
正しい答えを出せるなんてことはあり得ません。
遠い先にゴールを定め、
そこに最短距離でたどりつきたいと思っても、
たいていの場合うまくいきません。
道の途中にはたくさんの選択肢が用意されていて、
そこでどちらを選ぶかによって、
進む方向がどんどん変わっていくからです。
昨日の自分だったら「イエス」を選んでいただろうに、
今日は何となくそんな気分になれず「ノー」と言ってしまった。
たったそれだけのことで、
辿り着くゴールはまったく違ったものになります。
だから、もともと銀行員になりたかったはずが、
気がついたら八百屋の店先で大根を売っていた、
というようなことが人生ではしばしば起こるのです。
また、「禍福は糾える縄のごとし」というように、
よかれと思ってやったことがとんでもない不幸を招いたり、
最悪の選択が思いもよらぬ幸運に結びついたりすることが、
頻繁に起こるのも、人生がゴールの見えないイエス・ノーゲームだからです。
そう思っていれば最初の想定と違う方向にいっても、
とまどうことなくそのときどきで、
最良の意思決定ができるようになります。
何かを選べば、
結果として、
何かをあきらめなければならない。
何かを選べば、何かを失う。
仕事であっても、
人生であっても、
これが真理です。
何かを決めるときには、
このことを強く肝に銘じて、
おかなければなりません。
一日は二十四時間と決まっているのですから、
仕事も家事も完璧にやろうと思っても、
それは無理に決まっています。
それなのに、日本では妻が働いていようが、
育児や家事は妻がやるべきだと思っている男性が少なくありません。
でも、そんなことは不可能だということは、
ちょっと考えればすぐにわかりそうなものです。
ビジネスの世界でも、
「トレードオフ※」という概念に、
慣れていない人によく出くわします。
A案にもいいところがあるが、
B案も悪くない、
かといってC案も捨てるのは惜しい…と悩んだ挙句、
決断を先送りしてしまう。
そういう人は、何かを決めることは、
何かを捨てることであり、
両者はトレードオフの関係にあるということがわかっていない。
あるいはトレードイフを引き受ける覚悟がないのです。
何かを取れば何かを失う。
決して「いいとこ取り」はできないのです。
これを思考の軸に加えておくことで、
決断は確実に速まります。
(※トレードオフとは、一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないないという
二律背反の状態・関係のこと)
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