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黛まどかの名言と人物データ

黛 まどか(まゆずみ-)」(1962〜)

「黛まどか」は、神奈川県出身の女性俳人

父も同じく俳人の「黛執」。

現代俳句を代表する女流俳人の一人として知られる人物。


フェリス女学院短期大学卒業後に富士銀行に入社。

その後、同社を退社しテレビレポーターに転身。

その頃、明治〜昭和期に活躍した俳人「杉田久女(すぎた ひさじょ)」の、

評伝小説に感銘を受け、俳句の世界に魅了されていったとのこと。

1990年には俳句結社「河」に入会し、1994年に「B面の夏」50句で、

第40回「角川俳句賞奨励賞」を受賞。

同年に女性会員だけで構成される俳句結社「東京ヘップバーン」を創設し、

1996年には「月刊ヘップバーン」を創刊(2006年に終刊)。


主な句集に「忘れ貝(2006年)」「京都の恋(2001年)」「くちづけ(1999年)」

「花ごろも(1997年)」「夏の恋(1996年)」「B面の夏(1994年)」など。

主な著書に「17音の交響曲(シンフォニー)」「知っておきたい この一句」

「心に残る手紙の書きかた」「星の旅人−スペイン 奥の細道」

「ここにあなたのいる不思議」「ら・ら・ら 奥の細道」「恋する俳句」

「聖夜の朝」などがある。

(参考文献:ウィキペディア&楽天ブックス&どらく)

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■ 黛まどかの名言集


俳句をやる人は、本通りではなく裏道を歩けと言いますが、

裏道には人の生活の音や香りとの出会いや発見がある。


湯桶の音や夕餉(ゆうげ)の支度の音やにおい。

俳句の目を持つことで、

そんな偶然の出会いを大事にできるようになるのです。




俳句はわずか17音。

自分の心の叫びを言葉を尽くして言うことはできないけれど、

余白で読み手に多くのことを想像させてくれる。

そんな物言わぬ日本人の美意識に惹かれました。




私が圧倒的に日本の言葉の文化力を感じたのは、

反日感情が強かったある韓国人の方のお話です。


その方は反日教育を受け、日本も日本人も大嫌いでした。

でも仕事で来日し、嫌々時を過ごして帰る車中で雨が降ってきた。


その時見送りで同乗していた日本人が

「この雨は、遣らずの雨と言って、

あなたを帰らせたくないから降っているんですよ」と言ったことで、

その彼は「日本人とは、何とポエティックな表現をする民族なのだ。

こんな繊細な言葉の文化がある民族が悪いことをするはずがない」

と一気に反日感情が解けたそう。


以来、彼は日本人に会うたびにその話をするのですが、

最近は遣らずの雨を知らない、という日本人も多く、

嘆かわしいと言っていました。




私が好きな言葉に、

陰暦5月28日に降る雨を指す「虎が雨」があります。


この日は曽我兄弟が討ち死にした日ですが、

不思議と雨が多く、兄の十郎の愛妾虎御前の涙雨と言われています。

滅びていくものに心を寄せていく日本人の美意識が表れていますよね。


別にこういう言葉は知らなくても日常、何の不自由もないのですが、

陰暦5月28日に雨が降った時に「あぁ、虎が雨ね」と思った瞬間、

雨の向こうに時空を超えて広がる世界がある。


それが言葉の力なんです。

私はそれを伝えていきたい。


俳句で現代を詠むと同時に、古い言葉を意識的に使い、

日本人の繊細な美意識を伝え、

目に見えないものの世界を大切にしていきたいと思います。


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