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笹野高史の名言と人物データ

笹野 高史(ささの たかし)」(1948〜)

「笹野高史」は、兵庫県出身の俳優

コミカル、シリアス、真面目、堅物と、様々な役柄で、

独特の味わい深い演技を見せる名脇役として知られる人物。

たとえワンシーンだけの出演のような小さな役でも基本的にオファーを断らないため、

「ワンシーン役者」とも自称している。


1968年の日本大学芸術学部映画学科在学中に自由劇場のスタッフとして入団。

1972年に「ヴォイツェク」で初舞台を踏み俳優デビュー。

1979年の舞台「上海バンスキング」のバクマツ役で高い評価を獲得。

1982年には同劇場を退団するものの、座友として以降も舞台に参加している。

1985年の「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」の出演をきっかけに、

山田洋次監督作品の多くの作品に出演するようになり、

2007年には山田監督の「武士の一分」で、

第30回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など数多くの賞を受賞。

また「どんな役にもカッコよさがある」と語り、

台詞の裏に隠された役の深みを知るために、

台本の余白部分に担当役の履歴書を自分なりに書き込むなど、

俳優としての姿勢に同じ俳優仲間からも非常に高い評価を得ている。


主な出演映画作品に「プリンセス・トヨトミ(2011年)」「交渉人 THE MOVIE(2010年)」

「シュアリー・サムデイ(2010年)」「火天の城(2009年)」

「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ(2009年)」

「ディア・ドクター(2009年)」「ディア・ドクター(2009年)」

「イキガミ(2008年)」「おくりびと(2008年)」「ハッピーフライト(2008年) 」

「犬と私の10の約束(2008年)」「カンフー・パンダ(2008年)」

「象の背中(2007年)」「パッチギ!(2005年)」「しあわせ家族計画(2000年)」

「美味しんぼ(1996年)」「ぼくらの七日間戦争(1988 - 1991年)」

「釣りバカ日誌シリーズ」「男はつらいよシリーズ」など多数。

(出典:ウィキペディア&楽天ブックス&どらく)

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■ 笹野高史の名言集


芝居も映画も人が作ったもので虚構の世界。

なのに、お客さんは本気で笑い、本物の涙を流してくれる。

中には、「映画で人生が変わった」なんて人もいる。

そういう力が舞台や映画にはある。


昔、舞台「上海バンスキング」でラッパ吹きの役をやったんですが、

それを中学生のときに観て、

「ああいうラッパ吹きになりたい」と思い、

実際にトランペッターになった人がいて、

後にあいさつにきてくれたんです。


いやあ、感動しました。

役者の拙(つたな)いラッパに、

そこまでの思いを抱いてくれたってことが無性にうれしかった。


同時に、それだけ人の人生に多分に影響を与える仕事なんだから、

僕は自負と責任を持ってやっていかなくてはいけない、

そう思いました。




若いとき、串田和美さんの「自由劇場」で、

「役者の仕事は、作品に貢献することだ」

とたたき込まれました。


だから、常に作品に貢献するには、

まずどうすればいいかを考えます。


よく「主役を食うにはどうしたらいいんですか?」

なんて聞かれるんだけど、

それは観た人が決めること。


もし、本当に主役を食っているとしたら、

むしろ失敗ですよ。

主役と脇役っていうのは、

バランスよく存在しなくちゃいけないしね。




僕は、質感とか匂いみたいなものを演じたい。

それが理想で、うまい、下手というのはどちらかといえば二の次。


たとえば、オカマの人たちの清潔感とか、

首すじの質感って独特でしょ。何となく違う。

そういうのが芝居でやれたら面白いなって思う。


昔、よく山田洋次監督に、

「風景になれる役者になりなさい」と言われました。


渥美清さんは主役もできるけれど、

すっと風景にもなれる。

だから優れていたって。


笠智衆さんもぱっと風景に溶け込んだ瞬間、

風が吹いてくるような感じがあるでしょ。

僕もそういう俳優になれたらと思うんだけどさ。




以前、和田誠監督の「麻雀放浪記」に、

バーテンダー役で出させてもらったときのこと。


試写会で「あんた、俳優なんだ。

てっきり監督行きつけの店のバーテンだと思ったよ」と声かけられましてね。

「しめしめ!」って思いました(笑)。

やはり本物と思われるのが俳優としては勲章です。




僕が演じるような人たちだって実在するわけです。

その本物の人たちから「違う」と言われたら失敗だと思うし、

言わせたくない。

それはどんな役のときでも常に意識しています。




(主役よりも自分が映りたい、目立ちたいとは思うことはないのかと聞かれて)

ありませんよ。

こんなクシャクシャな顔を誰もアップで見たくないでしょうし、

喜ばないでしょ(笑)。


スクリーンの、観客から見えない空間を映画用語でオフというのですが、

このオフをお客さんは自然に想像していると思うんです。

で、僕はお客さんの、この想像力をもっと信じたいんです。


たとえば、小説は1枚も絵がないのに、

頭の中で映像が浮かぶでしょ。

それと同じ。


たとえ俳優の後頭部しかスクリーンに映っていなくても、

お客さんはどんな表情をしているか想像しているはず。

スクリーンに出過ぎなくても、ちゃんと見て、感じてくれていますよ。




(息子さんたちによく話されることを聞かれて)

「お父さんのまねをしなくてもいい、

何をするにしても、自分が熱くなれるものが見つかるといいね」

っていう話はします。


僕自身、とにかく舞台や映画がただただ好きで、

好奇心をくすぐられてこの仕事を続けてきました。


若いころは金銭的に苦しく、兄貴にお金を借りたり、

いろんなアルバイトをしたり。

でも、好きなことを続けてきたからこそ、

今の自分があるわけです。


子どもたちもそれでいい、夢中になれることを見つけ、

続けてくれたらと思います。


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