「上杉 謙信」
(うえすぎ けんしん / 1530年2月18日 - 1578年4月19日 )
<上杉謙信のプロフィール> |
(うえすぎ けんしん / 1530年2月18日 - 1578年4月19日 )
<上杉謙信のプロフィール> |
心に気にかかる物のない時は、
心は広く体も安らかである。
心にわがままのない時は、
相手への愛と敬いの心を失わない。
心に欲のない時は、
道理ある正しい道を進む。
心に私がない時は、
疑うことしない。
心に驕りがない時は、
人を尊ぶ。
心に誤りがない時は、
人を畏れない。
心に邪見がない時は、
人を育てる。
心に貪りがない時は、
人に諂うことがない。
心に怒りのない時は、
言葉は和やかである。
心に堪忍がある時は、
物事を調えられる。
心に曇りがない時は、
心は静かである。
心に勇がある時は、
悔やむことがない。
心が賤しくない時は、
無理な願いをしない。
心に親への孝行心がある時は、
主への忠節も厚い。
心に自慢のない時は、
人の善を知り。
心に迷いのない時は、
人を咎めない。
(※上杉家家訓十六ヶ条より)
戦場では潔い死を心掛けるのが
義の頂上である。
誰でも死を望む者はいないが、
日頃、恩禄を受けていることは、
ひたすら命に代わるものと観念し、
あらかじめ無き身と考えることが
義の本である。
戦場にあって逃げるのは
不義の至極で武上の操ではない。
盗賊の徒である。
武士の子は、十四、五歳の頃までは、
わがままであっても勇気を育て、
臆する気持ちを持たせぬようにせよ。
勇気のある父を持つ子は
臆する心を持たぬ。
父は常々、この道を
説き諭すことが大事である。
四十九年一睡の夢
一期の栄華一盃の酒
(意訳:四十九年の人生は一睡の夢であった。
人生の栄華は一盃の酒のようなものだ。
※辞世の句より)
大事なのは義理の二字である。
死ぬべきに当たってその死をかえりみず、
生きる道においてその命を全うし、
主人に先立つ、
これこそ武士の本意である。
自分は国を取る考えはなく、
のちの勝ちも考えない。
さしあたっての一戦に勝つことを心掛けている。
人の上に立つ者の一言は、
深き思慮を伴っていなければならない。
軽率な発言などもってのほかである。