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詠み人知らずの名言
「詠み人知らず」
作者不明の名言の中で、
作者名が「詠み人知らず」となっているものを紹介します。
この世の生が完全であった時代には、
誰も価値ある人間に敬意を払うこともなく、
能力ある人を敬うこともなかった。
支配者とは樹の天辺の枝にすぎず、
人民は森の鹿のようだった。
彼らは誠実で正しかったが、
自分たちが「義務を果たしている」という認識はなかった。
彼らは互いに愛し合い、
しかもそれが「隣人愛」だとは知らなかった。
彼らは誰も欺すことはなかったが、
それでも自分たちが「信頼すべき人間」だとは認識していなかった。
彼らは頼りになる人間だったが、
それが「誠」だとは知らなかった。
また与えたり受け取ったりしながら自由に生きていたが、
自分たちが「寛大」だとは知らなかった。
このゆえに彼らの行為は語られたことがない。
彼らは歴史を作らなかった。
人が人を選ぶにあたってもっとも重要な事は、
その人が信頼に値するかどうかである。
そして信頼とは、その人に裏切られても良いと覚悟できる事である。
平凡も継続すれば非凡になる。
何かから逃げる者は罪を犯した者。
身を隠そうとする者は罪を認めた者。
そして、罪を認めた犯罪者は言い訳を始める。